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木の本古墳群3・5号墳 きのもとこふんぐん |
(上の2枚は2018.8撮影、下の2枚は同12撮影) |
直径20~30mほどの円墳から構成される木ノ本古墳群で、墳丘が残るのは11基だ。 3号墳の案内板から撮った地図では、欠下台古墳はどういうわけか古墳名が欠落している。右端の赤い矢印で指し示したところで、古墳を表す緑のマークはある。 木ノ本古墳群3号墳(深谷市原郷・円墳・市指定) 7世紀前半の築造、径20m、現存墳頂の高さ3.8mで、横穴式石室があると案内板はいう。8月は夏草どもに被われ、墳丘の形すらわからなかった(左の写真)。 |
深谷市の埋蔵文化財発掘調査報告書では、遺物として𤭯(はそう、胴のところに孔の開いた壺)、銅釧(どうくしろ、ブレスレット)などのほか、3人の歯が出土して、1人のみ男性と判明している。 暮れに訪れたときには草は枯れ果てたのか、切り払われたのか墳丘がきれいな形をあらわしていたが(上の写真右)、相変わらず石室は見つからず埋め戻されたようだ。 案内板ではほかに中世から近世の、土塁の取付けを指摘している。歩道沿いに木が並んでいるところは、確かに盛り上がっていた(上の写真左)。 木ノ本古墳群5号墳(・円墳・市指定) コンビニの裏で、立派な標柱はあっても、案内板がなく詳細はわからない。 暮れにおとずれても、ご覧のヤブ状態で墳丘の形もわからない。裏へ回れば辛うじて人間の目では円墳とわかるが、写真では表現できない。 |