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飯塚35号墳 いいづか…
(小山市飯塚472・前方後円墳・市指定)
飯塚35号墳(小山市)
(いずれも2019.4撮影)
国史跡摩利支天塚・琵琶塚古墳資料館を見学した際に飯塚古墳群について知り、帰路沿いの35号墳を訪れた。
道路脇で住宅が迫り、墳丘には切り株がいくつかあり、まえは大木が繁っていたのか。円墳にしては形が少し崩れているように見えたが、案内板では後円部の径31m、高さ4.5m、全長40mを超す前方後円墳だという。
帰宅後、『飯塚古墳群V一遺物編一』(小山市教育委員会、2001年3月)の飯塚35号墳の項を確認したら、「墳丘部は、中央部から東側にかけて良く残存するが、北側は市道221号線に、西側と南側は民家によって削平されている。墳丘の直径約22m 、高さ5m の円墳として、昭和63 年11月小山市の史跡(指定番号76)となっている」が、調査で(案内板のとおり)前方後円墳と判明したと述べられていた。写真は東側からみた後円部で、西側の前方部は完全に削平されている。

飯塚35号墳の盾持ち埴輪(小山市)件の資料館の、展示品には古墳名の説明が無く番号が振ってあるだけなので、目録でいちいち確認しなければならない。
見学日は飯塚35号墳の展示品は、周堀から出土した盾持ち埴輪1点のみだ。
左の写真のように美品なので、かなり修復したのかも知れない。レプリカの説明はどこにも無かった。

以下は資料館の看板から撮った飯塚古墳群の地図で、範囲外を切り抜いた。赤色が発掘調査をした古墳、灰色が未調査の古墳である。
100基を超える古墳が確認されたが、このマップでは半数ほどだ。(完全な削平を除いたのかも知れない。)
飯塚古墳群の地図