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広木大町古墳群 ひろきおおまちこふんぐん (埼玉県美里町広木・円墳7、前方後円墳1・町指定) |
(いずれも2019.11撮影) |
1枚の田んぼに、小さな円墳がいくつもある(上の写真)。ほかの田んぼには古墳は見当たらなくて、ここだけに集中している。数えてみたら7基で、案内板も保存は両子塚(ふたごづか)古墳(下の写真)を含めて8基と述べている。 実際には98基の古墳が確認されていて、ほかは耕作地などに姿を変え消滅したのかも知れない。そして、7基が集中した田んぼの所有者は、文化財に理解のある方になる。 下の写真はその田んぼから300m弱離れた両子塚古墳で、なぜ二子の文字をあてなかったのか。二子山古墳といえば前方後円墳だが、両子塚古墳は墳長30mほどと前方後円墳としては小さく、名称どおり塚なのだ。 案内板はほかに、古墳群について出土品から6世紀中頃から7世紀の築造で、埋葬施設は横穴式石室だという。 上の写真の、左下は遺跡の森館に展示してあった須恵器である。左が平瓶。尿瓶のような形だが、酒器らしい。平瓶は読み方がいろいろあり、説明プレートのルビは「へいへい」。右は高坏。 なお、両子塚古墳のちかくに摩訶池があり、池がゴルフ練習場になっている。池に浮かんだ艀のような板には、打ちっ放しのボールがたくさん溜まっていた。 <参考HP> 美里町観光協会>広木大町古墳群 美里町>美里町の古墳 |