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穴薬師古墳 あなやくしこふん (茨城県五霞町川妻249・円墳・県指定) |
(いずれも2022.3撮影) |
同じ関東に住みながら、茨城県を訪れる機会はめったに無い。茨城県初の古墳見学がこの穴薬師古墳になる。 県道から古墳への入り口には、手書きの目立つ案内があるが、狭い道なので手前の開放的な浄雲寺に駐めさせていただいた。 石室までは鎖を繋いだ赤いポールが目立ち、傍らに大理石に刻まれた案内板がある。ただ、光の加減か、とっても読みづらい。石室まえの鉄柵も赤く塗られていた。 案内板は径30m、高さ4mの円墳で、横穴式石室の特異な構造を述べ、「奥壁には五輪の塔を思わせる板状の石をあてる」としている。 確かに奥壁には四角に整形された石で周りを固めた、板状の石が3つあった。模様積の一種か? ただ、石室長は7mあり、鉄柵には鍵が掛かって入室できず、辛うじて撮ったのが右の写真。五輪の塔というからには、上方に板状の石がさらにあるかも知れない。 そして、これらの石をお薬師さまに見立てたのだろうか。念のため、椿の散る墳丘に上って確認したが、愛宕神社、岩屋神社と並記された石碑があるだけ…、お薬師さまは見当たらなかった。なお、築造時期は案内板では古墳時代後期とされていた。 <参考HP> 五霞町>穴薬師古墳【茨城県指定文化財】 茨城県教育委員会>穴薬師古墳 |