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舟塚古墳 ふなづかこふん (川越市上老袋206-11付近・前方後円墳・市指定) |
(いずれも2020.2撮影) |
いままで見学した川越市の古墳は市街地が多いのに、舟塚古墳は市の北外れ、入間川沿いにある。 6世紀後半に築かれた全長50mの前方後円墳は、雑木林のなかにわずかな盛り上がりを見せている。(後述するが、明治時代に旧植木村の小学校である植木学校と役場を建設するため、大半が削られた。) 上の写真の左、老朽化した建物はいまにも崩れそうで、右手は写ってはいないが墓地になっていて、まるで異界に紛れ込んだような雰囲気が漂っていた。 てまえの案内板には、文頭で「入間川左岸の微高台地上に築成された円墳で…」と述べられている。川の右岸、左岸は上流からみるので実際は右岸で、墳形は下記<参考HP>のカワゴエールでも円墳ではなく前方後円墳である。 また、「墳丘が学校建設のため、大部分が削られ…」とあり、散歩されている方に確認したら、ちかくに門の跡があると教えていただいた。 左の写真で、真ん中の小さな石柱は記念碑。明るく広い空間で、異界から現世に戻った感じだ。「植木学校跡」と刻まれた碑の後方、雑木林の右端に上の写真の案内板がある。 なお、この辺り、センダングサ(ひっつき虫)が繁茂しているので、見学の際は足許にご注意下さい。 <参考HP> カワゴエール>舟塚古墳 |