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狐塚古墳　きつねづかこふん （秩父市上影森794・円墳・市指定）

（いずれも２０２０．１２撮影）

秩父病院方面へ、行き過ぎてしまったようだ。道端で休んでいるご婦人に確認したところ、「土の盛上がりがあるところなら…」と教えていただく。住宅沿いに墳丘らしき茂みが一部、垣間見えたが、古墳への道は無かった。 写真は南からで、こちらだけが畑越しに古墳を望める。師走になっても実を残す柿の木が、冬枯れの景色に彩りを添えていた。墳頂にあるのは、稲荷社かな。稲荷社があるから、狐塚古墳！ 道の無い畑を勝手に通るわけにいかず、古墳への道を再び探していたら「住宅の庭を通らせてもらえば」とか、「秩父のお女郎さんたちが稲荷社にお詣りにきていたと古老から聞いた」など話して下さる方々もいた。 家並みの切れたところで、自宅のフェンス沿いに裾をいってよいとべつのご婦人から言っていただき、ほどなく案内板へ辿り着いた。ただ、案内板に住宅が迫っていたので、至近撮影を避けようと、上半身を反らせて撮った。 案内板では長径２４ｍ、短径２２．５ｍ、高さ４ｍの円墳で、「周辺は桑園等に囲まれ」とあったが、平成４年の記述なので宅地化まえの話なのだろう。簡略な文章を読んだら、草木が繁茂するなかを上る気も失せて撤退した。（眺めるだけにしておけばよかった。） なお、案内板にある大渕寺は狐塚古墳からは南に１キロほどで、所有者である。 ＜参考ＨＰ＞ 秩父市＞狐塚古墳