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岩屋山古墳 いわややまこふん (奈良県明日香村越・方墳・国指定) |
(いずれも2020.2撮影) |
飛鳥駅まえの明日香レンタサイクルは、スマホの該当ページを見せて200円引き。久しぶりの自転車で乗れるか心配だったが、4、50年ぶりという方もいるそうだ。出発まえに、岩屋山古墳への道をお伺いする。 案内板のまえに車が駐まっていても、見学者はほかに見当たらなかった。そして、階段を上ったら、墳丘のわりに大きな両袖式の横穴式石室が待っていてくれた。 7世紀の築造といえば、古墳時代の終末期だ。一辺40m(案内板では54m)、高さ12mの2段築成の方墳で、八角墳の可能性を指摘する向きもある。 石室の石材には引っ掻いたような模様?もかなりあり、石材の間に漆喰を押し込こめたのは何時の時代だろうか。案内板は排水施設についても説明する。 石室を見学後に墳丘を上ったが、墳頂には大きな桜の木があり、眺めもよくて飛鳥駅をつい探してしまった。 案内板よりは、明日香村のHPのほうが詳しい。HPの冒頭では、ウィリアム・ガウランド(あるいはゴーランド、英国人)が岩屋山古墳の石室を調査するために村を訪れたと述べられていた。 ガウランドは日本アルプスの名付け親で、日本の古墳にも興味を示していた、大坂造幣寮のお雇い外国人である。ガウランドとそのコレクションについては、『知られざる大英博物館 日本』(NHK出版)に詳しい。 <参考HP> 明日香村>岩屋山古墳(2006年8月号広報紙より) |