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天川二子山古墳 あまがわふたごやまこふん (前橋市文京町3-26・前方後円墳・国指定) |
(いずれも2018.3撮影) |
梅の花が満開を迎え、水仙も咲いている。児童公園になっているが、わきの広場ではお年寄りがゲートボールに興じていた。 郷土の詩人、萩原朔太郎は「二子山附近」を詠み、天川二子山古墳が佇む大正時代の田園風景を伝えている。以下、青空文庫より。 われの悔恨は酢えたり さびしく蒲公英(たんぽぽ)の莖を噛まんや。 ひとり畝道をあるき つかれて野中の丘に坐すれば なにごとの眺望かゆいて消えざるなし。 たちまち遠景を汽車のはしりて われの心境は動擾せり。 この古墳の主体部は調査されていないが横穴式石室と考えられ、周堀の一部がお隣の群馬県立文書館の敷地で発見されている。そして、前方部が大きく発達しているのが特徴という。 後円部の墳頂には三角点が鎮座していた(下の写真)。はじめは文字が一等三角点に見えたが、角が削られていて二等らしい。 <参考HP> 前橋市>朝倉・広瀬の文化財を訪ねて |