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秋山庚申塚古墳 あきやまこうしんづかこふん
(本庄市児玉町秋山・円墳・市指定)
秋山庚申塚古墳(本庄市)
(いずれも2019.11撮影)
秋山古墳群の1号墳である。径34mの円墳は、11月になっても丈の長い草が枯れずに墳丘を覆い隠していた。墳頂ではススキが穂を出し始めている。黄色く見えるのはセイタカアワダチソウか…、負けるな日本のススキ。
いつもなら墳丘に上りたくなるのだが、断念させるほどの葉の繁茂ぶりである。ようやく辿り着いた横穴式石室(矢印のところ)は、柵で塞がれていて外からの見学になった。快晴のせいか玄室が暗くてよく見えない。

秋山庚申塚古墳の石室・実測図(本庄市)新しい案内板では石室は胴張型で、模様積で組まれているという。左下の写真は案内板から撮った実測図で、帰宅後、パソコンで確認した石室(左上の写真)の内部は辛うじて写っていた。
(模様積については、伊勢塚古墳も参照して下さい。)
そして、石室とは反対の北側に回れば、裾には空き缶も捨てられていたが、葺石らしきが残されていた。ただ、墳丘はてまえの道路によって一部が、削平されているように見える。
なお、秋山庚申塚古墳は埴輪から6世紀後半に築かれ、石室から出た副葬品によって7世紀初頭まで追葬されたのではという。
<参考HP>
本庄市>本庄市の古墳