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宇都宮城 うつのみやじょう
(宇都宮市本丸町・平城)
宇都宮城(宇都宮市)
(いずれも2021.12撮影)
土曜の昼下がり、関東七名城に人出が少ないのは寒さのせいか。それとも、城址公園駐車場の狭さなのか。しかも、土塀に修繕工事用の白いシートが被されていた。
城の歴史を、宇都宮市教育委員会発行のパンフレットから簡単に。
平安時代に築かれた宇都宮城は、戦国時代には高い土塁と深掘で守りを固める。そして、秀吉によって、500年続いた宇都宮氏の支配は終わりを告げる。
江戸期には譜代大名の居城になり、本多正純は城を改築。正純は後に領地を没収され、釣天井事件の話が生まれる。そして、日光社参における将軍の宿城だったが、戊辰戦争で焼失(土方歳三らの旧幕府軍によって、落城を経験している)。

宇都宮城址公園は城の本丸にあたる。芝生広場をカタカナの、コの字型に土塁が巡り、左に富士見櫓(上の上段の写真)、右にこれも櫓の清明台(下段の写真)がにらみを利かせている。
宇都宮御城内外絵図、宇都宮城本丸将軍家御泊城ノ節建物ノ図(宇都宮)古墳の玄門のような通路がいくつも開いている、土塁の上は歩行可能。ただ、高さがあるので、エレベーターまで設置されていた。
櫓はIFは靴を脱いで入室ができても、鳩フンがあるようなので、遠慮する。堀は水が抜かれたのか、コンクリの底が見えてちょっと興ざめしてしまった。

清明館では歴史展示室で、宇都宮城や古墳の資料を見学できる。
照明の反射で見づらいが、右上の写真は宇都宮御城内外絵図(市指定)で、慶応年間の城下の町割りを表している。右下は宇都宮城本丸将軍家御泊城ノ節建物ノ図(市指定)。
<参考HP>
よみがえれ!宇都宮城 市民の会>宇都宮城(PDF)