ホーム | 古墳 | 城郭 | 旧跡ほか

城山砦 しろやまとりで
(狭山市柏原2346ほか・市指定)
城山砦(狭山市)
(いずれも2025.9撮影)
縄張り図は案内板から撮ったが、添えた写真が小さいので拡大写真はこちらの頁でどうぞ。

事前の調べで、駐車スペースがありそうな北西側から訪れた。入間台地の河岸段丘上で、こんもりとした林のなかに隠れている城山砦。
標識(写真1)のほか案内板があって戦国時代、後北条に奪われた川越城を取り返すため、山ノ内上杉憲政(のりまさ)が陣を張ったという。林に添う道路は、埋め戻された外掘の跡である(写真2)。

足を林に踏み入れれば稲荷社があり、赤いのぼり旗には「正一位城山稲荷大明神」の文字が踊っている(写真3)。この稲荷社は二ノ郭にあって、土塁の上に立っているのだろうか。土塁が切れた跡に向かう道を進めば(写真4)、本郭である(写真5)。
そして、崖面につけられた、下方に向かう階段を高さ10mほど下ると南東側の入口で、ここにも案内板がある(写真6)。
この案内板から撮った縄張り図(上掲)はカラーで、色分けされ土塁もよくわかる。(2つの案内板の文面は多少の違いはあるが、ほぼ同じ内容であった。)

訪れたのは、規格外の暑さがつづく9月。どこでもベープを持参しても、何匹ものヤブ蚊が寄ってきたので、早々に見学を終えた。携帯用蚊取り線香のほうが効果があるかも。
<参考HP>
狭山市>城山砦跡の話 狭山市>城山砦跡