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小泉城 こいずみじょう (群馬県大泉町城之内2・平城・町指定) |
(いずれも2021.10撮影) |
いまの小泉城は、城域の多くが城之内公園になっている(案内板から撮った縄張り図の、緑色のところ)。公園は桜の名所で、当日は造園業者のクレーン車が作業をしていた。石垣は正面入り口にあるが新しく、公園として整備するときに造ったのでは? おばさんがコイにエサを撒いている水堀は土塁と相俟ってお城の雰囲気を醸し出し、本丸ではお年寄りたちがゲートボールを楽しんでいた。そして、本丸を巡る土塁を歩いたら降雨後なのか、滑りそうになった。危ない。 本丸の北にある城之内古墳や百庚申も訪れて、土塁を見学しているときには、電車の走行音が聞こえてきた。東武小泉線で、2両編成だった。 小泉城は戦国時代には珍しい平城で、当時としては立派な水堀である。案内板は、冨岡主税介直光が延得元年(1489年)に築城、北条氏に与してから改築され、秀吉の小田原攻めの際に(浅野長政らに攻められ)廃城になったという。 うえの大きな写真は左に大手橋、案内板の立つ水堀越しに、本丸を囲む土塁を望んでいる。そして、縄張り図に続き、公園入り口の石垣、本丸の様子である。 以下、小泉城と大泉町についての余談です。小泉城のあった小泉町が昭和30年代に大川村と合併し大泉町になったので、城の名前はそのままに所在地が大泉町に。 |