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川越城 かわごえじょう(平城・県指定) 市街地の端にあって、ここまで来る観光客はわりと少ない。車利用であれば、農産物直売所「あぐれっしゅ川越」がお勧め。川越城にちかく無料だ。では、確認できた遺構を3つ紹介しよう。 本丸御殿(川越市郭町2-13-1) |
(2017.6撮影) |
はじめは東日本唯一の本丸御殿だ。内に入れば時代劇で見馴れた景色だけど、興味深いのは家老詰所にあった大小の便器で、小には枯れた杉?の枝が入っていた。 なお、本丸御殿には従来のスタンプしか見当たらなくて、受付の方に「100名城のは?」と尋ねたら、小さな紙片に押されたものを頂いた。また、道路を挟んだ三芳野神社は童謡「とおりゃんせ」の発祥の地だ。 富士見櫓跡(川越市郭町2-15) |
(2017.7撮影) |
川越城には天守閣がなく、富士見櫓が城内でもっとも高かった。高さ12m。ただ、階段を登り周囲を見渡しても、櫓はなかった。 <追記>朝日新聞(2019.6.15)を読んでいたら、土を盛っただけの櫓跡は江戸初期からの風雨で土が流れて、崩壊の危機にあるという。木の根によって辛うじて土を食い止めているが、抜本的な対策が無いのが現状だ。 中ノ門堀跡(川越市郭町1-8-6) |
(2017.6撮影) |
川越城の堀はこの中ノ門堀しか現存していないようだ。都市化が進んで遺構が少ないのは、平城の宿命かも知れない。 なお、大手門跡の川越市役所まえには太田道灌の銅像が佇んでいて、道灌は川越城のあとに江戸城を築城している。 <参考HP> 川越市立博物館>川越城本丸御殿 小江戸っ子>富士見櫓跡 カワゴエール>川越城中ノ門堀跡 |