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熊谷直実像 くまがいなおざねぞう (熊谷市筑波2 熊谷駅北口) |
(熊谷寺、歌碑2023.3、ほか2022.10撮影) |
熊谷(くまがい)直実といえば一ノ谷の戦いで、平敦盛を討ち取った話が知られている。平家物語に描かれた、両者の遭遇を表わした像2体が須磨寺(神戸市)にあるが、こちらは熊谷駅北口のターミナルで威容を放っている。 乗り換えの、秩父鉄道の待ち時間が20分ほどなので、十分に余裕がある。探った撮影ポイントは西側のバス停あたりで、扇を掲げた像をみずほ銀行に向かって撮った。 敦盛に引き返すよう呼び掛けている姿は、馬が左前足を上げているおかげで勢いが出ている。 なお、ラグビーボールを模したモニュメントもちかくにあって、直実の故郷はいまやラグビータウン。熊谷(くまがや)市はラグビーワールドカップ2019の会場になり、埼玉ワイルドナイツのホームである。 そして、直実ゆかりの熊谷(ゆうこく)寺が、熊谷駅から歩いて15分ほどの八木橋デパートうらにある。立入りは許されていないが、隣接する伊奈利神社には自由に参拝できる(写真の右に鳥居が見えている)。 夏がくれば、このデパートには「あついぞ!熊谷」の大きな温度計が掲げられ大正5年、この地を訪れた宮沢賢治の歌碑もある。 「熊谷の 蓮生坊が たてし碑の 旅はるばると 泪あふれぬ」(大きな写真はこちら) 直実は出家後に蓮生坊と称して、敦盛追善のために碑をたてたといわれる。 |