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中宿古代倉庫群跡 なかじゅくこだいそうこぐんあと (深谷市岡3286-2 ・県指定) |
(正倉院2020.2、ほか2019.2撮影) |
深谷バイパス沿いの道の駅おかべは訪れていたが、ちかくの中宿遺跡ははじめてだった。小高い丘のうえに倉庫が2棟あり、2月になって間もないのに梅がほころび始めていた。 旧岡部町時代の、平成3年の発掘調査で16棟が発見された。この2棟は、大きな1号建物(高さ9.2m)と2号建物(高さ7.1m)を復元したもので、7〜8世紀にかけての榛沢郡(はんざわぐん)の正倉と考えられている。 正倉とは律令時代、官庁や寺などの公的機関に設置された倉庫で、当時のまま残っているのは、東大寺正倉院内の正倉1棟(正倉院宝庫)だけだ。 上の大きな写真、案内板から撮った実測図ともに1号は右、2号は左である。ただ、鉄柵で囲まれているので近づけない。 2棟を見比べたら、屋根や壁の造りが違い、1号のほうが頑丈そう、かな。案内板では1号は校倉造りで、2号は板倉造りだという。 件の正倉院宝庫(右の写真、部分)はこの2つの工法で建てられている。 <参考HP> 深谷市観光協会>中宿古代倉庫群跡 |