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鴻巣御殿跡・東照宮 こうのすごてんあと・とうしょうぐう (鴻巣市本町4) |
(模型2020.12、東照宮2021.6撮影) |
JR高崎線を鴻巣駅で降り、エルミこうのす(ショッピングモール)を横目にみて、鴻巣御殿を偲ぶ御成町東照宮に向かう。5分もあれば辿り着ける。 日光東照宮とは対極の、質素な佇まいである。江戸の面影を感じられるのは、享保と年号が刻まれた手水石だけだ(右の写真の、右下)。 いま、鴻巣御殿は清酒の銘柄になって、隣接する御成町集会所には、手づくりポスターが貼ってあった。 鳥居てまえの、「鴻巣御殿跡」と題する案内板を読めば、御殿は徳川将軍家3代にわたる鷹狩り用の休憩所で、宿泊もできたようだ。(「鴻巣御殿目録」では、37棟の建物がある。) 案内板では鴻巣御殿は文禄2年(1593年)に家康が建てて、寛永7年(1630年)ころには使用されなくなる。明暦の大火後には一部を解体のうえ(建築資材として)江戸城に運び、残りの建物は時の経過とともに朽ち果て倒壊したという。そして、元禄4年(1691年)には、東照宮を祀って除地(年貢免除の土地)にされている。 なお、案内板に江戸図屏風(鴻巣御殿)の一部が掲載されているが、国立歴史民俗博物館のサイトではカラーで閲覧できる。 横長の写真は鴻巣御殿の模型で、エルミこうのすアネックス3階の市民活動センターに設置してある。実際の敷地は1.4ヘクタールほどだが、こちらは1/100のスケール。 そして、模型てまえの細長い建物が、鷹狩りの鷹を飼育する御鷹部屋である。 <参考HP> 鴻巣市>鴻巣御殿模型について |