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田代山・帝釈山 たしろやま・たいしゃくさん2009.10(5時間☆☆個人)猿倉登山口→小田代→田代山→田代山避難小屋(弘法大師堂)→帝釈山(ピストン)

田代山湿原・小田代南会津と日光の県境にある田代山と帝釈山。田代山は平らな頂上部に田代山湿原が広がり、帝釈山は日本二百名山だ。
湯ノ花温泉を過ぎしばらくしたら未舗装の林道になり、「登山口まで12km」の標識があった。標識は1キロごとにある。30分ほど車を走らせて着いた南駐車場はすでに一杯で、溢れた車が路上駐車してあった。仕方なく手前の北駐車場に駐めた。

登山口から急坂を1時間ほど登って、平らな小田代(下の写真)に着いた。小田代はその名のとおり小さな湿原。そこから20分ほどの急登で、田代山湿原だ。広い湿原は一面にキンコウカが立ち枯れていた。一方通行になっているので、矢印の方向に木道を進むと、湿原のなかに田代山山頂の標識(上の写真)があった。山頂から500m先の避難小屋へ向かうが、強い風と細かい雨に白い物が混じっていた。雪だった。
田代山避難小屋は高床式で、両側にビニールゴザが敷かれていた。正面に弘法大師が鎮座して、一緒に寝るのは恐れ多いような気がする。小屋の側には、トイレもあった。

避難小屋から一度下って、北斜面をトラバースぎみにいき、最後に急坂を登って帝釈山に着いた。あいにく厚い雲に覆われていて、展望は全くない。10名ほどの登山者が昼食中であったが、風と雪まじりの小雨で寒いので、早々に戻った。
帰路の田代山では明るくなった空に、枯れた湿原が黄色く映えていた。復路の木道は一本道で、往路をいく登山者の、色とりどりの雨具が望めた。そして、彼方に茶臼岳や日光連山が見えた。